2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

教えることは戦い

着付けが出来るようにと希望してお稽古に来られるわけですが、現実に出来るようになる人は20%もいないのです。 現在は洋服中心で普段はほとんど着物をお召しになりません。きものを着る時は大半の人が儀礼の時ですから、留袖や訪問着というフォーマルです。…

偽りか正当か

きもの着付教室は一時は目をつむって石を投げれば当たると言われたほどに沢山ありました。 きもの着付教室の母体は小物の製作会社です。当初は自分の会社で作られた創作小物を実習販売していました。 それが教室にした方が沢山の人が来て数が売れるだろうと…

産着と宮参り

上図の産着はお客様の所に着せつけに伺った時に、今となっては大変貴重なものですから写真を取らせて頂きました。 紋の上から五色の糸で真っ直ぐ下に縫った糸と、左の方向に分かれて縫ってある二股の糸があるのが確認して頂けるとおもいます。 二股に分かれ…

夢の話

昨日は久しぶりに学院で着付を教えている夢を見ました。 皆さんは着付けができるようにしたいとお稽古にきます。でもそれだけではいけません。折角貴重な時間とお金を掛けて来られるのですから、どの程度できるようになりたいのかという気持ちの整理が大切な…

七五三

11月15日は七五三です。 七五三は古来の髪置き(かみおき)袴着(はかまぎ)、帯解き(おびとき)の祝いを11月15日にまとめて行うようになったものです。 ・髪置き 昔は2〜3歳までは頭を剃っており、3歳になって初めて髪を伸ばす儀式があります。…

移りゆく形

政治の政は政=祭事という意味で、朝廷における最大の政治は神事にまつわる儀式・儀礼であったわけです。 宗教の自由を唱えている現在では理解し難いことですが、人間世界を超越した偉大な力を発揮する神々を崇拝し、その最大の司祭者として君臨して人民に対…

旅行白川郷

高山から国道360号線を山越えしました。 国道ですが道が狭くこれでも国道かというほど細く急こう配の山道が続きました。 麓はまだまだ紅葉はこれからという緑一色の景色ですが、山頂近くでは既に紅葉が始まっておりそれはそれはきれいでした。 山には杉や檜…

高山旅行

一泊二日の旅です。 一日目は西国33カ所の満願寺である谷汲山華厳寺に行き、金華山の岐阜城に行きました。 麓には長良川の鵜飼いが行われている切り立った山の頂に岐阜城があります。 岐阜城は斉藤道三の支配する山城であったのが、信長が支配するようになっ…

秋の七草 女郎花・撫子

女郎花 開花期は7/25頃〜10/10頃で黄色の清楚な花です。 「おみな」は女の意で「えし」は古語の「へし」=圧で、美女を圧倒する美しさから名付けられたと言われています もち米でたくごはん(おこわ)のことを「男飯」と言ったのに対して「粟」=あわごはん…

秋の七草 藤袴

小さいピンクの花が沢山咲きます。 花の色が藤色で花弁の形が袴に似ているのでこの名があります。 全体に桜餅のような香りがします。 平安時代の女性はこれの干した茎や葉っぱを水につけて髪を洗いました。 また防虫剤、芳香剤やお茶にも利用しました。 現在…

秋の七草 桔梗

開花期は6月〜8月頃です 漢名の「桔梗」を音読みすると「ききょう」となります。 別名は「きちこう」とも言います。紫と白色があります。 漢方では太い根を干してせきやのどの薬にします。 薬用成分のサポニンは昆虫にとっては有毒ですから昆虫の食害から…

秋の七草 葛

大和の国(奈良県)の国栖(くず)ということろが葛粉の産地であったところから「くず」と命名されたと言われています。 根に大量のでんぷんを含んでいて「葛根(かっこん)解熱の漢方薬」になります。 葛粉も取れます。 風邪をひいた時に葛湯を母から飲まさ…

秋の七草 薄

薄は芒とも書く。 秋の月見のおそなえとして欠かせないものです。 ススキの「スス」は葉がまっすぐにすくすく立つことを表し、「キ」は芽が萌え出るの意味の「萌(きざしのキ)」だと言われています。 名月には収穫物と一緒に供えられるのは、収穫物を悪霊か…

秋の七草 萩

萩は秋の草かんむりなのでまさに秋の花です。 地上部は一部を残して枯死するため毎年新しい芽を出すところから「はえぎ(生え芽)」となりしだいに「はぎ」に変化していきました。秋の十五夜には芒とおだんごと一緒に縁側において供えをする習慣があります。…

ブログを始めたきっかけ

私のボログを始めたきっかけはパソコンを始めたことに由来します。 20年以上に渡って独り暮らしをしていました。 ある時20歳も年下の素敵な女性が貴方の事が好きです。合った時から気になっています。よく夢に見ますと記したメモを渡されました。 私も合…

お多福山

芦屋からロックガーデンの岩場を登り、お多福山から七曲を経て頂上の一軒茶屋の頂上に至る。 標高は931mで一軒茶屋があるところが最頂です。 この一軒茶屋は裏六甲に有る有馬の町に新鮮な魚を届ける魚屋道(ととやみち)の休憩所として作られたもので、…

曽爾高原

画像をクリックしてください 上図撮影 妻 大スペクタクル風景 穂を白く緩ませて全山を揺るがせている 蝶が飛び鳥らがたわむれる 人は興奮して叫び 風が葉をゆすりさらさらと音をかなでる、 ここは人の心をさらってしまう浄土界 奈良県宇陀郡曽爾村太郎路にあ…

介護の仕事

妻は知能障害者の介護の仕事に行っています。 これまでは土日祭日は家に帰って平日だけ終日施設で預かるという制度になっていたのですが、 親御さんが高齢になって来たので、預かっている人達を仲間と言うそうですが、その仲間たちの将来を考えて盆、正月、…

親の役割

七草は 忍んで恋いる わが心 妻は重度の知能障害者の介護の仕事をしています。 そういう世界の事は全くの無知の私でしたが、話をよくしてくれますので少し分かるようになりました。 重度の障害者ですから一人で介護が出来る人数は2人ぐらいで手一杯というこ…

秋リゾ鳴尾浜

この分は以前に一回アップしたものですが、歌が伴奏と少しずれていましたので吹き替えました。 今カラオケボックスに行きますとCDの吹き込みが出来るのをご存知でしょうか。 CD一枚500円で3曲吹き込みできます。 自分たちで勝手に操作をします。CDは…

ならまち散策

妻とは高齢結婚ですから出来るだけ多くの思い出をアルバムに残したいと思いあまりお金を掛けないようにして出かけています。 奈良という町は学校時代に遠足や、妻は愛媛ですから修学旅行で来たと言っていましたが、そういうときに来たという人は多いのですが…

苦労した勉強

我が国の文化は衣服も含めて大陸文化の模倣から始まっています。 平安時代の藤原氏の時代になって日本独自の文化が発生し衣服も日本独自の様式が出現します。それが衣冠束帯と十二単です。 しかし依然として礼服は中国の模倣のままです。それは儀礼によって…

秋が来た

きらきらと 穂をなびかせて ゆれうたい 暑さ寒さも彼岸までと誰が言い出したのかしらないが 彼岸がやはり秋をもたらせた 芒は穂を輝かせて風になびいている 空は高く青い 女郎花も咲いた くずも花をつけた 藤袴だけは見えない 七草はなぜか清楚でさびしいが…

苦労は買ってでも

駄目で元々と考えて私は時代衣裳の着付専門学校を大阪で開校しました。 一年目は思ったよりも経営的に好調でしたが、二年目になって残った生徒は3人だけで、それからというものは大変苦労しました。 先ず一つの苦労は生活費と運営費をどう捻出するかという経…

礼服と礼装

明治新政府が開府されてそれまでの武家の服制は全て廃止となります。 公家社会の服制も天皇家の諸行事用の服として残存しますが公の場では着用される事はなくなり、明治5年の衣服令によって服制が制定されます。 その結果明治15年に紋付羽織袴が通常礼服と…

幸せの共有

主人は仕事人間でウイークディーは夕食も家で食べることは稀である。 会社では責任のある仕事を任されており,仕事は順調で上司や部下からの信頼も厚い。 本人は遣り甲斐のある仕事に従事しているから,仕事が楽しい生き甲斐だと思っている。 そんな人だからギ…

河村名古屋市長頑張れ

市民税の10%減税を提唱したが議会で否決されたので、議員報酬半減と合わせてリコール活動を始めた河村市長ですが、リコール法定数の36万人をはるかに越えて43万4488人の署名が集まっているそうです。 やりますね河村市長万歳です。 今後どう推移するか…

我が町リゾ鳴尾浜の庭

総体的にサラリーマンの方々は花を愛でるという機会は少ないのではないでしょうか。 時にはゆっくりと花でも見に行く心のゆとりを持って下さいね。

目標のない人生はつまらない

十三人の刺客を見てきました。 暴君である将軍の弟が次期老中候補に挙がっている。 そんな暴君に政治を任せるわけにはいかないので,そうなる前に暗殺するという物語です。 昔の七人の侍を彷彿させるような迫力満点の殺戮場面が延々とつづく映画で面白かった…