勤労感謝記念提言「喜楽に付いて」


人生は喜怒哀楽の循環で有り、人は怒哀を嫌い喜楽を追い求めます。
人生の課題は如何に喜楽を増幅させるかですから、喜楽についての認識が大きなポイントです。

人は遊ぶこと。寝ること、仕事することから成り立っています。
その三つに付いては、それぞれに大切ですが、最もメインとなるものはどれかを考えますと、仕事ではないでしょうか。
人は食べなければ生きていけません。生きるためにはお金が必要です。お金を稼げるのは仕事です。
また太極的に捉えますと、人は人という文字の如く、多くの人に支えられて生きていますので、微力であっても自分も頑張って支えなければいけません、その支えにつながっているのは仕事です。
そう考えれば仕事がメインであることがわかります。


 遊びはリクリエーションという言葉の如くに、創造創作活動に戻るためという意味を含めています。
遊んで気持ちを癒してリフレッシュさせる。それは仕事に弾みを付けるために必要であるということです。
 

 

 眠ることも同じです。良く眠って健康を維持する増幅させる、そのために寝ます。
健康を維持し増幅させるために、努力を懸命に行なっている人もいます。
なんのために。これも仕事に弾みを付けるためではないでしょうか。
 三つの中で仕事がメインで、それに弾みを付けるために遊ぶ事と眠ることが重要なのです。


 確かに遊ぶことからも喜楽は得られます。遊ぶことから得られる喜楽はお金さえあれば、努力や苦労をしなくても簡単に得られます。得られますが、簡単に得られる分、その喜楽は刹那的で直ぐに消え去ってしまって持続性がありません。    大きな喜楽を得るためには持続性のある喜楽が必要です。
その持続性のある喜楽は仕事の中でしか得られません。
この図式を確りと認識しておくことが大切です。
 遊ぶことばかりに喜楽を求める人には遣り甲斐というような喜楽は得られないのです。
 若い人は早くにこのことを理解して、自分に与えられた時間を有効に使ってほしいですね。