人生のサイクル


人生は何も難しいことはありません。
眠る事、遊ぶこと、仕事することで成り立っています。
その三つのことから喜怒哀楽が発生し、その喜怒哀楽の巡回で人生は成り立っています。
人間は欲が深いので、心地よい気持ちになれる喜楽が多いことを望み、そればかりを追い求めます。
そのことは批判を受けるものではなく、人として当然のことです。
喜楽を追い求める事が当たり前であるならば、多大の喜楽を得るためにはどうすべきか、どうあるべきかというという、喜楽についての理解が重要です。


ある知り合いが一生懸命に仕事をしてきたので、定年になったらゆっくりと旅行などをして遊びまくってやろうと考えていたそうです。定年を迎えて実際に実行したそうです。
ところが楽しめたのは少しの間で、すぐに遊びがつまらなくなったと嘆いています。
そうなんです。遊びは忙しい中を網の目をくぐるようにして遊ぶのが楽しいのです。
蓄えも少々ある、年金もそこそこ貰えるのでお金に困らないからといって、毎日盆正月ではつまらなくなるのは当然です。
 それは今までに頑張って仕事をしてきて、仕事は辛くてしんどいことも多々あるけれど、同時に仕事の遣り甲斐とか充実感を経験して、真の充実とはどういうことなのかを知っているから、遊びでは心の踊るような充実感や喜びは得られないことを直ぐに悟からです。。
人生というものは喜怒哀楽の繰り返しである。その点においては単純明快なのですが、喜楽に対する理解が難しいのです。
次はそのことに付いて考えてみます。