前回と入れ替わりになってしまいました。

 新聞配達から帰ってきますとそのまま登校するには少し早いのです。そこで学校に行くまでの間に仮眠をしました。

疲れているから寝込んでしまうのです。学校に行く時間が来たら「起こしてや」と母に頼んでいたのですが、母はよく寝ている私を見て可愛そうだからと言って起こしてくれませんでした。
 一年生の時は40日くらい休みました。学校は嫌いではなかったのです。友達とも仲が良かったので行きたかったのですが、母が越してくれないために2年生の時も同じように40日くらい休みました。
 一般的には親というものは子供の将来を考えて勉強は大切に考えています。学校は休まないように、そして良い成績がとれるように頑張りなさいと叱咤激励するのが普通の親です。しかし私の親は学校の成績のことは一度も言ったことがありません。
 義務教育の間は学校に行かせなければ仕方がないけれど、中学を卒業したら働くのだから勉強なんかどうでもよいと考えていたのかもしれません。
 学校のことや成績のことに付いては何も言いませんが、私はそうはいきません。就職するにしても少しでも良い企業に入りたいという気持ちはあります。
その就職のことに関しても、親は全く無関心でどういう企業に就職してくれればいいなぁーというような願望も、意見も一度も聞いたことがありません。
 就職先のことに付いて先生から色々と聞かされます。企業にも大小があって、将来的には大きいほうがよいということはわかるようになっています。大小あるなら少しでも将来性の高い企業に就職したい。それには学校を休まないようにしなければと思い努力をしましたが、それでも3年生になって20日くらいは休みました。
 学校を長いこと休んでいて、家では勉強なんかしたことがありませんのでその弊害が如実に出ていました。


これが前回の分に続きます