女王ひばり

ひばりはすごい人でした。
朝日放送に来たことがあるのですが、そのことが全く知らなかった私たちは、最近屋内や周辺がやたらと綺麗になったなぁーと同僚と話をしていたのです。そうすると一箇月後にひばりがくることが知らされました。綺麗になったのはこれか。しかしひばりはたいしたものや。一箇月も前から局の方がピリピリしているのですから。
 様々な扮装をして歌うということですが、ひばりの場合は長谷川和夫さんが作られ、杉良太郎さんの専属でもあった、双葉衣裳という専属の衣裳屋と着付師が付いてきますので私たちは側で見ていればいいだけです。
 芸者の衣裳を着たのですが、私の所属している会社では当時25000円位使用料をテレビ局に請求をしていましたが、双葉衣装から回ってきた請求書を見ると10倍くらいの金額の請求でした。
私のところでしたらクレームがつき間違っても通りませんが、ひばりの分はだれもクレームを付けれないで言いなりでした。
後で美術部の者がぼやいていました。
 双葉の衣装担当者はよく知っている仲間なのでひばりさんのことを話しました。
本人は気さくで面白い人なのですが、周りの人がガードしているから周囲の空気は凛と張り詰めていて緊張感がみなぎっているだけやといっていました。そのものはひばりさんから呼び捨てで可愛がられていました。
 女王ひばり早逝でしたが、ひばりさんのあの貫禄は年老いては似合わないので、残念ですがあれでよかったのかもしれませんね。ただ歌は惜しいです。もっと聞きたかったです。
ひばりの歌を歌ってみました。

歌です