喫茶

お茶を飲むこと。元は禅宗の言葉では喫茶喫飯(きっさきつばん)と言いました。
修行の本質は日常生活の中にあるという意味です。
唐の時代の禅僧,趙州(じょうしゅう)という人の語録に、
喫茶去(きっさこ=まあ、お茶でも召し上がれという意味)という言葉が出てきます。
これは、あれこれ考えることなく、ただ無心に茶を飲むことが出来たら修業は
終わりだといえるという教えです。
現在お茶を飲むことはごくあたりまえのことですが、その茶は日本に伝わったのは中世の頃
日本の臨済宗の開祖栄西によってもたらされました。