人世は数式No2


多くの人に「人は何を目的に生きているか」を尋ねました。学校の先生もお稽古に来られていましたが、それに対して私の知る限り一人も明確に答えれた人はいませんでした。
 そんなことは知らなくても生活して行く上で何にも困りません。特別に考える必要がありませんので、自分では分かっているつもりで過ごして来たのです。改めて答えを求められると答えられないのです。
知らなくても今まで生活に何の支障もなかった。以後も恐らく何の支障も及ぼさないと思います。そう考えればどうでもいいように思ってしまい勝ちですが、知っていたら有限の時間をもっと自分の人生のために有効に使えていたかもしれないのです。
 人には様々な欲があって、その欲のために様々に迷いが生じて悩み苦しみます。凡人である限りそれは続きますが、人生哲学に精通しておれば人生を数式の如く解き明かすことができます。
明快になれば悩みや苦しみを軽減させることは可能です。何でも知って損をすることはありません。知らなくても生活に支障がなくても考えるべきです。
人は何を目的に生きているか。これは生きて行くための根本です。その根本目的が理解出来れば そこから逆算して人生を紐解いて行くことができます。。
 冒頭に記したように何をやっても自分のためです。人は他者のために生きているのではありません。自分の人生を如何にして充実したものにするかを根本目的として生きています。
 充実した人生に導く手段は多様に存在しますが、それらは当面の目的であって生きて行く根本目的ではありません。

先ずは自己の人生の充実が生きて行く目的であることを理解すべきです。