巻き寿司



節分に巻き寿司を巻きました。豆も69個食べました。子供の頃この豆を戴きますとお腹を下していたことを思い出します。
私達の子供の頃は節分に恵方巻きを食べるなんてことは無かったものです。
もし昔から行われているものであれば。私達の子供の頃は中断されていたという事になりますが、あれは恐らく商業的意図で始まり普及していったものでしょうね。
節分の行事は地方によって異なりますので関東ではどうなんでしょうね。
関西では今は完全に定着していますので私の家でも巻き寿司を巻きましたが、巻き寿司というのは私にとっては母の思い出につながるものです。
 母はお正月、遠足、運動会の時は何時も朝早くから起きて台所でコトコトを音を立てて料理をしていました。
起きて服を着替えるころには支度は出来ていて巻き寿司を竹の皮に入れてくれていました。
 そして当時は卵が貴重品だったのですが見抜きのタマゴが一つ入っていました。
あとは覚えていませんが何か行事があった時は巻き寿司だけは必ず作ってくれましたので巻き寿司を見ますと母を思い出します。
 再婚をしてから二回お正月を迎えましたが妻の家でも御正月には必ず巻き寿司を巻くそうです。
子供たちがお正月に遊びに来た時にこの巻き寿司を食べないとお正月を迎えた気がしないといって美味しそうに食べていました。
皆さんのお家ではこの料理を見れば家を思い出すとか、母を思い出すというような料理はありますか。
そういうものは親が子供に与える思い出という最高の贈り物です。物は無くなりますが思い出は何時も心の奥に残って消えません。
そういう思いに浸れた時には気持ちも安らぎ癒されます。