プロデューサーもっと考えろ


     秋バラ

 私達の年頃になりますとバラエティー番組は面白くないです。
面白さを追求して作るのであれば落語や漫才をじっくりと見せてくれる番組がいいですね。クイズ番組も面白くない。
そういうものよりもシリアスな大人向けのドラマが見たいのですが、そういうドラマは少ないですね。
 しっくりとしたシリアスなドラマが少ないから、韓国ドラマはそういうのが多いから韓国ドラマに走ってしまうのではないでしょうか。
 もっとシリアスなドラマを見たいのですが、それがないために仕方がないからサスペンスを見てしまいます。
 サスペンスの中には家族間や人間関係を追及した、考えさせられる作品も中にはありますが、それは稀で後は筋書きを楽しむという程度の内容に終始しています。
 裏切ったり罵ったり騙されたりの結果殺してしまった。犯人は誰か、何故殺したのかその筋書だけを楽しみに見るのですが、サスペンスの犯人は役者で決まっていて、最初から犯人はこの役者だなぁーということが分かってしまっているのです。
 殺人を犯す役は準主役ですから、主役を食ってしまわない程度に知名度の高い人を使わなければいけないのでしょうが、犯人役という役者がいて、その役者が出演していれば、話の途中では全く蚊帳の外という描き方をしていながら、最後はやはりその役者が犯人であるという結末で終わります。
 自分も芸能界にいましたので少しは分かりますが、新劇の役者なんかで名は売れていないが芝居をさせたらうまいという人はいくらでもいます。
 視聴率を稼ぐためには準主役の有名な犯人役が必要なのかもしれませんが、もっと他の役者を犯人役にして準主役の人が必要なら大切な絡みで出演させて、犯人役は全く知らない見たこともないという役者を使って、見ている私達をあっと言わせるプロディースが出来ないのでしょうか。あまりにもプロデューサーの能のないのに呆れてしまいます。
同じパターンの話しで同じ役者で同じ犯人役者が犯人。
始まったら直ぐに犯人が分かるような作品は面白くないです。