節分のお化け


   南出 美樹様
節分のお化けに駆り出されてお母さんの振袖をお召しになられました。
南出さんまたまだ振袖似合いますよ素敵です

今日は節分、大阪の北や南のクラブの女性は様々に扮装してお客さんサービスに努めます。
お化けの化けるは扮装するという事で、昔から神社の節分祭には花街の人だけでなく一般の人も扮装をして祭を盛り上げたと言われています。
これは関東では見られない行事で、大阪でも一般の人たちの間では今日では廃ってしまった行事ですが、現在でも大阪の色街の女性は扮装をしてお客さんサービスに努めています。
 私たちの若いころは盛んで芸者や舞妓に扮する人を着せに弟子を連れて毎年行きました。
その頃は今と違って気前の言い人がいて、「すーさんこんどお化けで芸者するから援助して」とおねだりをすると「よっしゃわかった出したるからしたらええやん」と言ってくれるお客がいて、達者な人は数人から援助をしてもらっていました。
 扮装する人はあくまでも店もちでなく自前ですが、複数の人から援助をしてもらっていますので気前がよく、着付けが終わると「おにいちゃん有難うこれでお茶でも飲んで」とポケットにお札をねじ込んでくれて、ポケットがお札で一杯になっという時代もありました。
 当時は女性のショーツも短いものがなかったし、ショーツの足回りにはゴムが入っていたので芸者や舞妓等の出の衣裳を着るとショーツのゴムの線が見えるものですから、下に何も付けずにスッポンポンで着る人が多くて、着付ける時には丸見えで困ったというよりもドッキリした思い出が、節分が来ると昨日のことのように思い出されます。
 
 その節分のお化けも今ではやるところが少なくなっていますが、伝統行事を守って頑張っているところもあるようです。昔と比べると豊かにはなりましたが、あらゆる分野で面白味が無くなっています。
あー寂し。

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