正法寺(しょうほうじ)は、滋賀県大津市石山内畑町にある真言宗醍醐派の寺院。
本尊は千手観音、開基(創立者)は加賀白山を開いた泰澄(たいちょう)である。別称は岩間寺(いわまでら)、西国三十三箇所観音霊場第12番札所の他、ぼけ封じ観音第4番札所となっている。
縁起によれば、元正天皇の病気平癒祈願に功のあった泰澄が養老6年(722年)、岩間山中の桂の大樹から千手陀羅尼を感得し、その桂の木で等身の千手観音像を刻んで、元正天皇の念持仏である金銅千手観音像をその胎内に納め祀ったのが当寺の初めとされる。
金銅千手観音立像−伝承によれば元正天皇の念持仏で、当初の本尊の胎内仏とされたものです。