男の生き様


 大人になって結婚をして子供を設けますと、子供は本当に可愛い存在ですから、何としても幸せな人生を送らせてやりたいと親は必至で働きます。
 よく「俺はお前たちの為に必死で働いている、お前たちの為に俺は苦労をしているのだ」などと男は夫婦喧嘩をした時などに言います。しかしそれは少し違います。
 普通の男は生まれてきた限りは、何かを成し遂げて自己実現させたいという欲望を抱いています。
その欲望のために男は頑張ります。頑張ってその欲求を何とか実現できれば精神的に大きく潤い、また経済的にも満足のいく状態になるからです。
 子供たちや妻を幸せにするという事は、優しい人間性と合わせて、経済的に力のあることが必須です。
男親の第一の仕事は経済的に妻や子に不自由させることのない状態にしてやるという事です。
 男は先ずは仕事で頑張ればいいのです。そして妻は夫が頑張れる環境作りが大きな仕事の一つではないでしょうか。
 頑張って人並み以上に財を成しても、自分一人でそうなれたわけではないのですから威張ることなく、家族の者には優しく接する男が最高の男ではないでしょうか。
男から仕事を取れば何も残らないで、抜け殻のようになってしまいます。
それが男の生き方なのですが、中には私の親父のように働くことが嫌いな人間もいます。
 最近は女性も自己実現を目指して頑張ろうという人が増えているのに、父のように目標のない生き方をするのは私には理解できません。
「男なら」という言葉がありますが、男らしい男は甲斐性があって誰にも優しい男です。