墓参り


娘が二度目の妊娠をして、つわりがひどくて何も出来ない状態に陥っていると聞いて、妻が泊りで家事応援に行くことになり送っていきました。
 二歳半の孫がいるのですが、妻が仕事をしていますので訪問をすることが少ないので、久しぶりに行って顔を見せますと驚いて泣かれてしまいます。それでも直ぐに懐いてくれるのですが、次に訪問をすると忘れられていてまた泣かれます。
 主人の実家の近くに住まいしていて、ご両親やご兄弟に可愛がられているようですから、心配はないのですが、出産の折には少しは私達も手伝いをしなければいけません。そのためには孫に懐いてもらえるようになっておかなければいけませんので、暇があれば手伝いに行きたいと思います。
 行先は和泉大津で、私は小4までは高石育ちで両親の墓が高石にありますので送って行った帰りに久しぶりにお墓参りをしてきました。

 仏壇をお持ちの方は仏壇に始終手を合わしておられると思います。
 よく「行ってくるよ」「帰ってきたよ」と言って先祖にご報告をしているシーンなどをドラマなどでみかけるのですが、亡くなった人は仏壇にはいないそうですね。
仏壇に手を合わせるのは仏壇の奥に祀られている如来像があります。その仏様に「亡くなった人を見守ってください慰めてやってください」とお願いをするために拝むと聞いています。
家に帰ってくるのはお盆だけで、そのための迎え火、送り火を炊くそうです。
 普段は墓に眠っているので頻繁にお墓参りをしなければいけないのですが、それがなかなかできません。
出来ないなんて言うと何か行けない理由があるように聞こえますが、そんなことはないのです。
自分の心がけ、思い遣りが足りないだけです。
それでもこうしてたまに行って、花を活け替えて、香をたいて、墓に水をかけて手を合わせますと、何とも言えない落ち着いた気分になれます。
神仏に手を合わせている間は世俗から離れた別世界に身を投じているからですね。
これからは度々墓の前を走ることが生じると思いますので、両親から「どうしたん珍しいなぁー雨が降るで」と言われるように行って話してやろうと思います。
愚痴や悩みや泣き言は言いません。
言う言葉は一つだけです。「楽しくやってるか」「もうすぐ行くから下界が良く見えるいい場所確保しておいてや」です。