大根ゲット



東大阪には小さな町工場が沢山あり古い佇まいも見られます。
淡路阪神大震災を経験している者にとってはそういう古い住まいを見ますと懐かしさと同時に、ああいう大震災がくればひとたまりもないだろうとも思ってしまいます。
そういう町の真ん中に広い畑がありました。
畑の一角に大根が栽培されており、ちょうどご主人が畑仕事をしていましたので、その大根をわけていただけませんかと声をかけてみました。そうすると「これは売る為に作って無いので」と言われました。「美味しそうな大根ですね一度こういう地植えのものを直接食べてみたいなぁー」と言いますと、「それではあげますから持って行きなさい」と言って一本抜いてくれました。「それはいけません代金を受け取ってください」と2百円わたしました。そう言われるなら1百円でいいと言われました。そう言わずに取っておいてくださいと渡しますとそれではもう一本持って帰って下さいと言って2本頂きました。
そして人参も自分の所で食べるだけしか栽培していないのだけど「持って帰りますか」と言って、人参も引き抜いて3本くれました。あたらしい野菜が手に入ったことも嬉しかったですが、その御主人とのひと時のやりとりが心地よく嬉しかったです。
経済学者はこんな地価の高いところで単価の低い畑仕事をしてなんになるといっていましたが、自給率アップには頑張って頂かなければいけません。頑張ってくださいそしてありがとうございます。土に触れている農家の人は温かいですね。