家族の在り方


寒いけど 春告げ梅が 染めはじめ

 日本のサラリーマン層はアメリカの様に男性が経済を握っているという形式ではなく、男は小遣いだけを貰って後の事は妻に委ねるという人が圧倒的ではないでしょうか。
 私もそうで離別する時はお金を隠されて一銭も取れず裸一貫で家を出ました。結婚をして経済を妻に委ねますと男は働き蜂で女王蜂は妻の方で、特に子供が出来ますと家の主導権は妻の方に移っていきます。
 大黒柱は妻と言っていいでしょう。経済的なことは妻に許しを得なければ男はどうしようもありません。十分な稼ぎがあれば男の独断で多少のお金は使えますが家賃を払ったりローンを払ったりしていれば若いうちは経済的には目一杯というのが大方の実情ではないでしょうか。
 そういう実情の中で兄弟や親戚の者から借金の申し込みを受けた時は大変困ります。
 特に兄弟の場合は心情としては何とかしてやりたいのですが自分の小遣いの内だけではどうにもなりませんので、妻の協力が必要です。妻から協力を得たとしてもそれ以降は必ずと言っていいほど兄弟との交流はなくなってしまいます。
 この世の中には血の分けた親兄弟、親族というものはほんの一握りしかいません。出来る事ならば親兄弟は勿論のこと親族とも仲良くしていく事が望ましいのです。仲良くして行く為の一番の要因は各々が頑張って精一杯目一杯の生活をしているのですからお金のむしんだけは絶対にしないという事です。