黒縄地獄(こくじょうじごく)


生前盗みを働いた者が堕ちる地獄です。
黒縄の由来は墨縄(すむなわ)という、大工が板に鋸をいれる線を描く道具によります。
 黒縄地獄に堕ちると黒縄で身体全体に桝目が引かれ、鬼たちによって斧や鋸で桝目通りに
体が切り刻まれていきます。
絶叫の中で身体は四角い肉片になると、どこからか風が吹いてきてバラバラになった肉片が集まって人間の体に戻ります。
再び体に桝目が引かれ切り刻まれていきます。
黒縄地獄の罪人はこれを延々と繰り返すのです。
この地獄にはそのほかにも釜ゆでの刑やフライパン炒めの刑もあります。