仏教から来た言葉「普請」

建築や土木の工事を表す言葉として使われている。
家を改装、新築するときに家の普請をする、道路の普請をするなどと使われています。
普請は文字通りに「普(あまね)く請(こ)う」、つまりはみんなに呼びかけて労働力を集めるということで、本来は共同作業を意味しました。
 寺の建立や修復など大勢の力が必要な時、禅寺では僧や信者の協力を得て作業したところからきています。これが転じて寺院や仏塔の建立を表す言葉になり、民衆を動員して城や橋、道の工事をすることをも普請というようになり建築用語として定着します。
寺院などの普請おの時に寄付をすることも、手助けということから普請と言われるようになります。