国民不在

 先日民主党の次期総裁選に名乗りを上げている人たちに付いて街でインタビューをしていました。
そのインタビューに若い青年が「国民の話が全く出てこないと」と、尋ねられたことに答えていました。
その答えを聞いていて二三日前にニュースで聞いたことを思い出しました。
 自民党は次回の選挙に備えて、マニフェストを整えて置かなければいけないという意見が党内から出たそうです。

その意見に従って準備に取り組もうとしたのですが、菅総理が辞任をすると民主党政権が続くので、選挙近くになって民主党の政策がはっきりしてからの方が、対抗軸がはっきりしていいのではないかということで止めたというニュースでした。
この話を聞いていて国民不在の党利党略ばかりで馬鹿馬鹿しくなりました。
 本当に国のことを考えているのであれば、他の党がどんな政策を立案しようが、今の日本を考え、将来の日本のあり方を見極めれば、こういうマニフェストで実践していくしかないという、確固たる信条で政策立案をしていくべきでしょう。その政策がもし他党と重複したとしても国のためだったらいいことではないですか。
 選挙に勝つためばかりが先行した考えは、インタビューに答えていた青年が言うように国民無視も甚だしい考えです。
 為政者は自分たちの立案した政策が実践されることがすなわち、国のため国民のためだと思っているとおもうのですが。現状に置いては錯覚です。何故なら一向に良くなっていないからです。こんな状態でよく政治家が務まっていますね。一般企業であれば即辞任でしょうね。
そういう厳しさがなさすぎます。こんな体たらくな姿ばかりを見せられているので、国民の政治離れがすすむのですね。