儲けという字


儲けるという字は「信」と「者」とが一つになって出来ていると言われています。
「信」は「信頼」の信、「信用」の信ですね。「者」は人です。
 健康で真面目に働いていれば人並みに食べて行ける位のものは稼げます。
但し人並み以上に稼ごうと思いますと真面目だけではどうにもなりません。
 何をやっても真面目だけでなんとかなるのでしたら苦労はしません。真面目は絶対条件ですが真面目にプラスして人から注目を受ける何か優れたものを身に付けなければいけません。
それをもって人の役に立つ働きをして、始めて多くの人達に信頼されて自分の周りに人が集って来るようになります。
 人並み以上に儲けるには、そういう形で多くの人が自分を信頼して集まってくれるようにならなければ、儲けることは出来ないということを文字は意味しています。
 多くの人に信頼をされるようになるには、人の為に社会の為に人並み以上に貢献できる人にならなければいけません。
 人は最初から社会の為に貢献しなければいけないというような、立派な考えを持っている人はいません。
先ずは自分の立場を確立させたいと考えて必死で頑張ります。
必死で頑張って頑張り続けて立場が少しでも良くなってくると少し振り返るゆとりが生じます。
その時にここまでやってこれたのは、多くの人が支えてくれたからだということを実感します。それが分かりますと更に頑張らなければという思いが湧出してきます。そういう気持ちになれば頑張ることが苦痛ではなくなり逆に快感になってきます。
そして更に頑張れば自分の立場が良くなってお金も伴ってきます。

 お金も大切ですが精神的に大きく成長して、充実した人生を送れるようになるという事の方が重要です。
 頑張ることが出来ない人、頑張ることが嫌いな人はそういう楽しみは得られなくて、喜楽の根源はお金と愛だけという人生に終わってしまいます。
 お金は高い所に流れて行きますので頑張れない人は経済的にも一般的で終わってしまいます。どういう人生を選択するかは各自の自由ですがこの人生の図式は不変です。

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